第4回|渡航・現地準備のリアル——時差ぼけとの戦い
シリーズ:カリフォルニア州司法試験、二度目で合格した話
- 第1回|カリフォルニア州司法試験とは何か、そしてなぜ挑んだのか
- 第2回|1回目の不合格を振り返る——何が足りなかったのか
- 第3回|リベンジ勉強法——3か月強でどう準備したか
- 第4回|渡航・現地準備のリアル——時差ぼけとの戦い(この記事)
- 第5回|試験2日間の当日記録——そして合格へ
第4回|渡航・現地準備のリアル——時差ぼけとの戦い
試験勉強と同じくらい重要なのが、試験当日のコンディション管理です。カリフォルニアの試験を受けるということは、日本(またはシンガポール)から渡航して現地に乗り込むことを意味します。時差・食事・睡眠——すべてが試験の出来に影響します。
なお、試験会場は前回と同じオンタリオ(Ontario)にしました。前回も同じ会場で受験しており、慣れた環境で臨みたかったためです。もっとも、空港から近く、会場近くのホテルも取りやすいという点でも、オンタリオはおすすめの会場です。
渡航スケジュールの組み方
2回目(2026年2月)の渡航スケジュールはこうでした。
- 2月20日(金) 深夜0時に空港到着、午前2時離陸
- 2月21日(土) 台湾経由でCA時間の午後6時半に現地到着
- 2月23日(月) 午後2時に試験会場を下見
- 2月24日(火)・25日(水) 試験本番
- 2月27日(金) 現地出発、3月1日帰宅
台湾でのトランジットにはCho Stayを利用しました。搭乗・降機など飛行機で対応が必要な時間と睡眠時間が重ならないようにスケジュールを組むのがポイントです。台湾のホテルで仮眠をとりながら、身体のリズムをCA時間に近づけていく作戦をとりました。
時差ボケとの戦い
複数回の渡航を通じて、時差ボケ対策が合否を左右すると強く感じています。これは身体的にも精神的にも過酷なので、正直もう受けたくないです。(笑)
出発1週間前から就寝・起床時間をCA時間に合わせ始めました。午後1時に就寝・午後9〜10時に起床というリズムに移行します。つまり「昼間に寝る」生活です。メラトニンを使いながら少しずつ体内時計をずらしていきました。
ただし、この対策を始めた日から一度の睡眠で最大3時間程度しか眠れなくなりました。これが本当によかったのかは正直わからないです。
現時点での教訓は以下のとおりです。
- メラトニンを飲むのであれば、少量からコントロールすること
- 試験前夜は熱い風呂を長く浴びない。これは私の反省点なのですが、試験前日に目の疲れをとろうと熱い湯船に長く浸かったところ、体温が上がって午後9時就寝→午前0時に目覚め、そのまま眠れなくなってしまいました。睡眠時間は3時間弱。「もうダメかもしれない」と本気で思いました。
食事は日本から持ち込んだ
アメリカの食事でコンディションを整えるのは難しいと判断し、以下の食材を持ち込みました。
- パックご飯(180g)
- さばの缶詰
- カロリーメイト(昼食・補食用)
- 乾燥納豆
ホテルに用意されている果物(オレンジ・りんご・バナナ)も積極的に活用しました。翌朝・昼・夜の分をまとめて3食分確保しておくのがコツです。なお、肉類と生野菜はアメリカへの持ち込みが禁止されていますのでご注意ください。
宿泊したのはオンタリオ会場から近いAzure Hotel Suitesです。会場へのアクセスがよく、スイートタイプで部屋が広くくつろぎやすいのでお勧めです。
水分・トイレ問題
試験中のトイレは集中を大きく妨げます。水分を摂ると約2時間後にトイレに行きたくなる計算で、午前5時半までにコーヒー1杯と水500ml程度を一気に飲み、それ以降は口に含む程度にとどめる作戦をとりました。
ただし完璧ではなく、午前9時頃にはお腹が張ってトイレが近くなりました。次回受けることがあれば、水分量を250ml程度に減らすことも検討したいと思っています。
服装と持ち物
試験会場は空調が効きすぎていることが多いです。1日目は寝不足に加えて寒くて手がかじかみ、パソコンの操作が遅くなりました。次回は必ずアームウォーマーを持参します。また、会場外で並ぶ間は帽子・サングラスがあると快適です。
持ち物で注意が必要な点は以下のとおりです。
- 時計はアナログ。スタンド型の少し大きめのものが見やすい
- 耳栓はひも付きはNG(2日目のほうが持ち物チェックが厳しく、指摘されました)
- 目薬はラベルをはがす
- 透明な袋は少しなら文字が入っていても問題なかった
- パソコンカバーはつけたままでも何も言われなかった
会場は7時45分に開き、外で行列ができます。並んでいる間に見られる紙の教材を持っておくと時間を有効に使えます。
