ケアンズ5泊6日の旅行記│キュランダ観光鉄道ゴールドクラス・スカイレール・グリーン島と夜ごはん5軒

年末の休みに、オーストラリアのケアンズ(Cairns)へ5泊6日で行ってきました。往復の移動日を除くと、まるまる使えたのは4日です。1日にひとつだけ大きな予定を入れて、あとは市内でのんびりする、という組み方にしました。

結果からいうと、この配分でちょうどよかったです。ケアンズは「熱帯雨林」と「海」という方向の違う目玉が近くにあって、どちらも移動と待ち時間がそれなりにかかります。1日に両方詰めると、たぶん移動だけで終わります。

この記事では、実際に回った順番のまま、写真つきで残しておきます。

5泊6日の全体像

日程 日中 夜ごはん
1日目 移動(日本→ケアンズ) ナイトマーケットのフードコート
2日目 キュランダ(観光鉄道→動物園→スカイレール) ダンディーズ
3日目 ラスティーズ・マーケット、ケアンズ水族館 プラウンスター
4日目 グリーン島(一日ほぼ雨) ヴィラ・ロマーナ
5日目 コアラズ&クリーチャーズでコアラを抱っこ ソルトハウス
6日目 帰国

宿は6日間を通してノボテル・ケアンズ・オアシス・リゾート(Novotel Cairns Oasis Resort)にまとめました。レイク・ストリート(Lake Street)沿いの中心部で、ナイトマーケットもエスプラネードも歩いて行ける距離です。毎日ホテルを替えないだけで、小さい子ども連れの負担はかなり減ります。

1日目|到着した日の夜はナイトマーケットへ

初日はほぼ移動です。到着後に遠出をする元気は残らないので、ホテルに入ってから歩いて行ける範囲で済ませました。

向かったのはエスプラネード沿いのナイトマーケット(Cairns Night Markets)です。土産物店の奥にフードコートがあって、アジア各国の料理からピザまで、店が横に並んでいます。雰囲気はシンガポールのホーカーセンター(hawker centre)に近いのですが、こちらは通路も座席も明るくて、清潔感があります。

値段は町なかの食堂より少し高めです。それでも、ここで頼んだピザがとてもおいしくて、初日から当たりを引いた気分になりました。到着日の夜の選択肢としては、ちょうどよい場所だと思います。

2日目|キュランダは「行きは鉄道、帰りはロープウェイ」が正解

2日目はキュランダ(Kuranda)です。ケアンズから山を1本上がったところにある、熱帯雨林の中の小さな町で、ここへの行き方が2通りあります。ひとつがキュランダ観光鉄道(Kuranda Scenic Railway)、もうひとつがスカイレール(Skyrail Rainforest Cableway)というロープウェイです。

結論としては、行きが鉄道、帰りがスカイレールの組み合わせが気持ちよかったです。午前中の光で渓谷を下から見上げて、午後は同じ谷を上から見下ろす流れになります。

ゴールドクラスは早めに予約しておく

行きの鉄道は、ゴールドクラス(Gold Class)をあらかじめ予約しておきました。ゴールドクラスは車両そのものが別で、木張りの内装の客車に座席が用意され、走っている間に軽食と飲み物が出てきます。

Sausage rolls served in the Gold Class carriage of the Kuranda Scenic Railway
走り出してすぐに出てきたソーセージロール。
窓は開けっぱなしで、風がそのまま入ってきます。

座席数が少ないので、直前だと埋まっていることがあります。日程が決まった時点で押さえておくのが安全です。

Kuranda Scenic Railway train curving through sugarcane fields near Cairns, Australia
町を出るとすぐサトウキビ畑。
カーブでは、先頭の機関車まで一直線に見えます。

ハイライトはストーニークリーク滝とトレッスル橋

列車は畑を抜けたあと、山肌に沿ってゆっくり上がっていきます。いちばんの見どころが、ストーニークリーク滝(Stoney Creek Falls)のすぐ横を渡る鉄橋です。カーブした細い橋を、滝のしぶきがかかる距離で通過します。

Kuranda Scenic Railway crossing the curved Stoney Creek trestle bridge
橋の上でいったん速度を落とすので、
渡っている最中の車内から前の車両が見えます。
Stoney Creek Falls and the Kuranda Scenic Railway bridge seen from the train
滝の全体像。橋がどれだけ崖に貼り付いているかが分かります。
View over the Cairns coastal plain from the window of the Kuranda Scenic Railway
高度が上がると、今度は海側が開けます。
右下に見えているのがケアンズ側の平地です。

動物園でカンガルーとコアラを見る

キュランダの駅を降りて歩いてすぐのところに動物園があります。囲いの中に入って、カンガルーが寝転がっているすぐ横を歩けるタイプでした。

Kangaroos resting under a fig tree in a walk-through enclosure in Kuranda, Cairns
昼前だからか、ほとんどが日陰で伸びていました。
Koala asleep on a branch at a wildlife park in Kuranda, Cairns
コアラはこの姿勢のまま、最後まで一度も動きませんでした。

帰りはスカイレールで谷を上から見る

帰りはスカイレールです。熱帯雨林の樹冠のすぐ上を、ゴンドラでゆっくり降りていきます。途中の駅で降りて展望台に出られるようになっていて、そこからバロン滝(Barron Falls)が正面に見えます。

Barron Falls and a Skyrail Rainforest Cableway gondola above the gorge, Cairns
バロン滝。乾いた時期だったので水量は控えめでしたが、
削られた谷の大きさはよく分かります。
View of Cairns and the Coral Sea from the Skyrail Rainforest Cableway
終点が近づくと、ケアンズの町と珊瑚海(Coral Sea)が
一気に開けます。

夜はダンディーズでワニとカンガルー

夜はウォーターフロントのダンディーズ(Dundee's)へ。オーストラリアらしいものを食べるならここ、という店で、ワニ肉とカンガルー肉を頼みました。ワニは白身の鶏に近く、カンガルーは赤身が強くて、脂の少ない鹿のような味でした。どちらも「珍しいから一度」ではなく、普通においしく食べられます。

夜のデザートはフローズンヨーグルト

ケアンズの中心部には、セルフサービスのフローズンヨーグルト店が何軒かあります。カップに自分でヨーグルトを注いで、トッピングを好きなだけ載せて、最後に重さで会計する方式です。

これがおいしくて、結局滞在中に何度も通うことになりました。2軒回りましたが、どちらも当たりです。夕食のあとに寄れる場所にあるので、毎晩の締めがこれで固定されました。

Self-serve frozen yogurt topping bar in central Cairns at night
ヨーグルトを注いだあとはトッピングの列。
これを前にすると、子どもは確実に止まります。
Cup of self-serve frozen yogurt in front of the Yo-Phoria store in Cairns at night
別の晩に入ったヨフォリア(Yo-Phoria)。
盛りすぎると会計で驚くことになります。

3日目|ラスティーズ・マーケットと水族館、夜はプラウンスター

ラスティーズ・マーケットは、行けるなら行っておく

3日目の午前中はラスティーズ・マーケット(Rusty's Markets)へ。ケアンズ中心部にある常設の市場で、果物、野菜、ハーブ、菓子の店がひしめいています。

開いているのは週末だけなので、日程が合うなら予定に入れておく価値があります。とにかく果物が安いです。マンゴーが1キロ2ドル前後、ドラゴンフルーツやチェリーも日本の感覚からするとかなり控えめな値段でした。

Bowen mangoes and dragon fruit with chalkboard prices at Rusty's Markets, Cairns
ボーエン産マンゴー(Bowen mango)が1キロ1.99ドル。
値札は全部この黒板です。

その場で飲めるフルーツシェイクの店もあって、これがよかったです。甘ったるくなく、すっきりしていて、暑い中を歩いたあとにちょうどよい味でした。

午後はケアンズ水族館

午後はケアンズ水族館(Cairns Aquarium)へ。グレートバリアリーフと熱帯雨林という、この地域の環境に絞った展示になっているのが特徴です。町なかにあるので移動が楽で、外が暑い時間帯や天気が崩れた日の逃げ場としても使えます。

夜のプラウンスターは、港に浮かぶ漁船がそのまま店

夜はプラウンスター(Prawn Star)です。マリーナに停泊している漁船の甲板がそのまま客席になっていて、獲れたエビやカニをその場で食べる店です。

Seafood platter of prawns, oysters, salmon sashimi and bugs at Prawn Star, Cairns
殻付きのエビに生牡蠣、サーモン、それにモートンベイバグ。
取り皿と手拭き以外は何も出てきません。

ここは予約して行きました。船の甲板がそのまま客席なので席数が限られていて、年末はなおさら埋まります。席は本当に船の上なので多少揺れますし、屋根も簡素です。それでも、殻付きのエビを山盛りで出されて港を眺めながら食べる時間は、レストランでは代えがきかないものでした。

4日目|グリーン島は朝から大雨。それでも行ってよかった

4日目はグリーン島(Green Island)です。ケアンズの沖にある、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の中の小さな珊瑚の島で、フェリーで渡ります。

この日は朝から本降りでした。フェリーは欠航にはなりませんでしたが、外洋に出てからの揺れがかなりのもので、船内はしばらく静かになりました。酔いやすい方は、乗る前に酔い止めを飲んでおいたほうがよいです。デッキではなく船の中央寄りに座ると、揺れは少し楽になります。

島に着いてからも雨は止まず、しばらくは屋根のある場所から海を眺めるだけの時間でした。

Fish and coral seen through the glass floor of a glass-bottom boat at Green Island
先に乗ったのがガラスボトムボート(glass-bottom boat)。
雨でも船底からは珊瑚と魚がはっきり見えます。

この島は、桟橋の下がもう珊瑚礁です。特別なツアーに申し込まなくても、桟橋を歩いているだけで水の中が見えます。

Green sea turtle swimming in the shallows off Green Island, Great Barrier Reef
夕方、桟橋のすぐ横をウミガメが通っていきました。

そして、帰る少し前になってようやく晴れました。結局いちばん長く遊んだのは、この最後の1時間の海です。天気が悪いからと予約を流さなくてよかった、というのが正直な感想でした。

Snorkelling in the shallow water off Green Island, Great Barrier Reef (faces blurred)
雨が上がった直後の浅瀬。
膝下の深さでも、足元に魚が寄ってきます。

夜のヴィラ・ロマーナのピザが、今回いちばん

島から戻って、夜はエスプラネード(Cairns Esplanade)沿いのヴィラ・ロマーナ(Villa Romana Trattoria)へ。イタリア料理の店で、ここのピザが今回の旅でいちばんおいしかったです。生地が薄くて縁だけしっかり膨らんでいて、これまで食べた中でも上位に入ります。一日中雨に降られた日の夜に当たりを引くと、その日の印象ごと変わります。

心残りは、夢中で食べてしまって写真が1枚も残っていないことです。この旅で1軒だけすすめるならどこか、と聞かれたら、迷わずここを挙げます。ケアンズに行くなら、ぜひ一度寄ってみてください。

5日目|コアラを抱っこして、最後はソルトハウス

5日目は、コアラズ&クリーチャーズ(Cairns Koalas & Creatures)へ行きました。マリーナのピア・ショッピングセンター(The Pier Shopping Centre)の中にある施設で、コアラを抱いて写真を撮らせてもらえます。

オーストラリアでは、コアラを抱かせてよい州とそうでない州が分かれていて、ケアンズのあるクイーンズランド州は抱っこができる側です。国内どこでもできるわけではないので、この地域にいるうちに済ませておくのが確実でした。郊外の大きな動物園まで出なくても市内で完結するのが、この施設のいちばんの利点です(身長・年齢の条件があるので、小さい子どもは抱っこ役になれないことがあります)。

Veiled lady mushroom growing in leaf litter beside a rainforest walkway near Cairns
散歩の途中の木陰で。
レースのような網をまとったキノコが落ち葉から立っていました。
Australian pelicans resting on rocks along the Cairns Esplanade at dusk
店へ向かう途中のエスプラネードで。
ペリカンが夕方の岩場に集まっていました。

この日は最後の夜ということで、予定になかったソルトハウス(Salt House)に入りました。マリーナの先端に建つ店で、値段はそれなりに張りましたが、大満足でした。旅の締めをここにしたのは正解だったと思います。

Tiered seafood platter with prawns, oysters, calamari and scallops at Salt House, Cairns
シーフードプラッター。プラウンスターの豪快さとは別物で、
一皿ずつ手が入っています。

6日目|帰国

最終日はホテルで朝食をとって、そのまま空港へ。ケアンズの空港は町から近く、朝の便でも慌てずに済みました。

行ってみて分かったこと

  • キュランダは「鉄道で上がってスカイレールで降りる」。同じ谷を下からと上から見られるので、往復を同じ手段にするのはもったいないです。
  • 鉄道のゴールドクラスは早めに予約する。席数が少なく、直前では埋まりやすいです。
  • ラスティーズ・マーケットは週末だけ。果物が安く、シェイクもおいしいので、日程が合うなら午前中に入れておきます。合わなければ、水族館やナイトマーケットのほうは曜日を選びません。
  • 1日1テーマにする。山と海はどちらも半日以上かかります。同じ日に詰めると移動で終わります。
  • 人気店は夜ごはんも予約しておく。年末は混みます。プラウンスターのように席数が限られる店はとくに、予約しておいたほうが確実です。

※本記事は2026年9月時点の情報に基づいています。営業日・運行時間・予約方法は変わることがあるため、最新情報は各公式サイト等でご確認ください。

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