バリ2泊3日│グランドハイアット・バリで海とプールに全振りした週末の記録

※本記事は2026年9月時点の情報に基づいています。営業時間・価格・施設の内容は変わる場合があります。最新情報は各公式サイト等でご確認ください。

3月末の金曜から日曜にかけて、2泊3日でバリ(Bali)へ行ってきました。小さい子ども2人を連れての週末旅行です。バリの雨季(おおむね11月から3月ごろ)が明けるかどうか、という時期にあたります。

3日しかないと分かっていたので、今回は最初に方針を決めました。ウブド(Ubud)にも寺院にも行かない。海とプールだけで完結させる。観光地を回るモードを捨てて、ホテルの中で子どもを遊ばせることに全振りした3日間です。

なお、インドネシアの入国手続き(電子ビザのe-VOAなど)については、ジャカルタ・スカルノハッタ空港の入国レビューに手順をまとめてあります。バリでも考え方は同じなので、そちらをご覧ください。

泊まったのはグランドハイアット・バリ│海とプールで選んだ

ホテルは、ヌサドゥア(Nusa Dua)のグランドハイアット・バリ(Grand Hyatt Bali)にしました。選んだ基準は単純で、ビーチに直接出られることプールが充実していることの2つだけです。

ヌサドゥアは、バリの南側にある大型リゾートが集まった地区です。街歩きの楽しさで言えばスミニャック(Seminyak)やクタ(Kuta)のほうが上ですが、子連れで安全に過ごすことを最優先にするなら、この地区は非常に強いです。

ちなみに、ヌサドゥアのリゾート地区に車で入るときは、入口のゲートで車の荷物の検問があります。といっても、警備員が車の後ろを開けて中をのぞくくらいで、すぐに終わります。大げさなものではありませんが、こうした出入りの管理があることも、この地区の落ち着いた雰囲気につながっているのだと思います。

Wooden colonnade walkway over a lotus pond at Grand Hyatt Bali, Nusa Dua, Indonesia
客室棟へ向かう回廊。両側が水面になっていて、
ここを通るだけで気分が変わります。

敷地はとにかく広く、バリの伝統建築を模した回廊が池の上を渡っていきます。部屋から食事に行くだけでちょっとした散歩になります。

Lotus pond with ducks and frangipani trees seen from a terrace at Grand Hyatt Bali, Indonesia
テラスから見た蓮池。アヒルが泳いでいて、
子どもはこれを見ているだけで長い時間もちます。
項目 内容
部屋 ツインルーム ガーデンビュー
人数 大人2人+子ども2人で1室
料金 2泊で7,288,417ルピア(当時のレートでおよそ7万円)。室料6,023,485ルピアにVAT10%と施設サービス料11%が乗った金額
含まれるもの 朝食
予約 Booking.com経由・現地払い

1泊あたり3万5千円ほどです。ハイアット系のリゾートで、朝食付き、大人2人と子ども2人が1室に入ってこの金額なら、十分に見合っていると思いました。

部屋のテラスの目の前が、睡蓮の咲く池でした。アヒルが泳いでいて、朝はこれを眺めるところから始まります。子連れの旅行で意外と効くのが、こういう「移動しなくても見られるもの」です。予定と予定の間の待ち時間を、これで何度も救われました。

1日目の夜│バリ舞踊を見ながら食べるパサール・センゴール

初日の夜が、今回いちばんの当たりでした。パサール・センゴール(Pasar Senggol)です。

パサール・センゴールは、グランドハイアット・バリの名物レストランです。パサール(Pasar)はインドネシア語で市場のこと。バリの夜市の雰囲気を再現した会場で、屋台形式の料理を取りながら、目の前でバリ舞踊(Balinese Dance)の公演を観られるという企画です。

注意したいのは、開催が週2回しかないことです。泊まる日程と開催日が合うかどうかを、まず確認しておく必要があります。私たちは日程が合ったので、事前にWhatsAppで予約を入れておきました。そのおかげで、舞台のいちばん前の席を用意してもらえました。子どもにとっては、踊り手が目の前まで来るこの距離が何よりの体験になります。名物なので当日は混みます。行くと決めたら、早めに予約しておくのがおすすめです。

舞台で流れるのは異国の幻想的な音楽と踊りで、食事をしながら眺めているだけで、異国に来たという感覚を存分に味わえました。

踊りそのものは、小さい子どもには少し難しい内容です。ただ、最後に子どもたちが舞台に上がって一緒に踊るコーナーがあり、小さい子どもでも楽しめたと思います。

Dessert stall with pisang goreng, toast, palm sugar and condensed milk at Pasar Senggol, Grand Hyatt Bali
デザートの屋台。左がピサン・ゴレン(揚げバナナ)、
右はチョコスプレーとチーズをのせたトーストです。

料理は屋台ごとに分かれていて、好きなものを取っていく形式です。写真はデザートの屋台で、左がピサン・ゴレン(Pisang Goreng、揚げバナナ)、右はトーストにチョコスプレーと削ったチーズをのせたもの。手前の壺には、かけて食べるためのパームシュガー(Palm Sugar)とコンデンスミルクが用意されています。甘いものにチーズを合わせるのはインドネシアでは定番で、子どもにはこれがいちばん刺さっていました。

屋台の脇に、花で編んだバリのお供え(チャナン)がさりげなく置かれているのも、この会場らしいところです。

子どもたちは大喜びでした。親としても、食事をしながら座っていられて、しかも子どもが勝手に楽しんでくれるというのは、ほとんど理想的な形です。バリ舞踊を「見せられる」のではなく「一緒に体験する」形になっていたのが良かったのだと思います。

Covered garden walkway lit by lanterns at night at Grand Hyatt Bali, Nusa Dua, Indonesia
夕食のあと、灯りのついた回廊を歩いて部屋へ戻ります。
この時間の敷地内が、いちばんバリらしいかもしれません。

食事のあとは、灯籠のような照明が並ぶ回廊を歩いて部屋へ戻ります。移動が敷地の中で完結するので、夜に子どもを連れて外へ出る必要がありません。この安心感は、リゾート内で食事を済ませる大きな利点です。

2日目│海は波が強く、砂浜遊びに切り替えた

2日目は、朝から海とプールに使いました。

ただ、海の波はかなり強かったです。大人が入るぶんには問題ありませんが、小さい子どもを水に入れて遊ばせられる状態ではありませんでした。そこで早々に切り替えて、この日は砂浜遊びが中心になりました。

結果として、これで十分でした。子どもにとっては、泳ぐことと砂を掘ることの間に、大人が思うほどの優劣はありません。バケツとスコップさえあれば、何時間でも成立します。泳ぎたいときはプールに移ればいいので、海とプールの両方がある宿を選んでおくと、この切り替えが効きます。ここは事前の判断が効いた部分でした。

スパは結局ホテル内にした

Entrance gate of Kriya Spa at Grand Hyatt Bali, Nusa Dua, Indonesia
ホテル内のクリヤ・スパ(Kriya Spa)の入口。
敷地の中に独立した一画として作られています。

バリと言えばスパです。妻と自分で時間をずらして、それぞれ1回ずつ行きました。妻は90分、自分は60分のコースです。

当初は、ホテルの外のスパに行こうかという話もありました。バリは街のスパが安く、質も高いことで知られています。ただ、子どもを預ける段取りを考えると、外に出るハードルが一気に上がります。移動時間も読めません。結局、ホテル内のクリヤ・スパ(Kriya Spa)にしました。予約は部屋から電話を1本かけるだけで済みます。

値段は、街のスパと比べればもちろん高いです。それでも、行ってよかったと思っています。施術そのものの満足度が高かったこともありますが、それ以上に、「部屋から歩いて数分で行けて、何かあればすぐ戻れる」という条件が、子連れの旅行では値段以上の価値を持ちました。ここは割り切ってお金で解決するところだと思います。

2日目の夜│ブンブ・バリでバリ料理を一気に

夜は、バリ料理の店へ出かけました。ブンブ・バリ(Bumbu Bali)です。ホテルからはGrabで片道67,000ルピア(約650円)、15分ほどでした。ヌサドゥアの隣、タンジュン・ブノア(Tanjung Benoa)にある店で、バリの伝統的な料理を、少しずつたくさん並べて出してくれます。

Balinese rijsttafel with satay skewers, yellow rice, white rice and many small dishes at Bumbu Bali, Indonesia
テーブルに並んだバリ料理。手前が黄色いご飯と白いご飯、
奥にサテの串。小皿がぐるりと囲みます。

これはリスタッフェル(Rijsttafel)と呼ばれる形式です。オランダ語で「ご飯の食卓」という意味で、オランダ統治時代にインドネシア各地の料理を一度に少しずつ並べる形として生まれました。

写真の中身を挙げると、まず奥にサテ(Sate、串焼き)が炭の台に載って出てきます。手前の2つはナシ・クニン(Nasi Kuning、ターメリックで炊いた黄色いご飯)と白飯。囲んでいる小皿が、ルンダン風の牛肉の煮込み、鶏のスパイス煮、バナナの葉に包んで蒸したもの、ココナッツと和えた和え物、そしてサテにつけるピーナッツソースです。

ひとつずつ味が違うので、食べ進めるのが楽しいのは間違いありません。ただ、率直に書くと、辛さとスパイスの主張はかなり強めで、子どもには辛すぎます。そこで子ども用には、別にサテのセットとチャーハンを頼みました。リスタッフェルは大人で分けて、子どもには辛くない単品を用意する。子連れならこの頼み方が安心です。

Balinese dessert platter with black rice pudding, coconut, banana fritters and ice cream, Indonesia
デザートの盛り合わせ。黒もち米のプディング、
ココナッツをまぶした団子、アイスクリーム。

デザートも盛り合わせで出てきました。ブブール・インジン(Bubur Injin、黒もち米のプディング)、削ったココナッツをまぶした団子、揚げバナナ、そしてアイスクリーム。ここは辛くないので、子どもも一緒に食べられます。

3日目│キッズクラブの絞り染めとバリ・コレクション

Tie-dye workshop tray with a shirt bound with rubber bands and dye applied, Bali, Indonesia
輪ゴムで縛ったシャツに、色を落としていきます。
この段階では何色になるか読めません。

最終日は、ホテルのキッズクラブ(Kids Club)で、子どもたちが絞り染め(Tie-dye)を体験しました。白いTシャツを輪ゴムで縛って、上から染料を落としていくだけの単純な工程です。

Finished tie-dye shirt with rainbow pattern drying at a workshop in Bali, Indonesia
ゴムをほどいて広げたところ。
縛った場所がそのまま白い線として残ります。

面白いのは、ゴムをほどくまで結果が分からないところです。縛った部分に染料が入らないので、そこが白い線として残ります。広げた瞬間の「おおっ」という反応が、この遊びのすべてです。

染めたシャツは、あとで受け取りに行く段取りでした。ところが、帰りに取りに行くはずが、うっかり行くのを忘れてしまいました。せっかくの作品が手元に残っていないので、チェックアウトの前に受け取りの時間を確認しておけばよかったと、少し悔やんでいます。

キッズクラブがこういう企画を用意してくれているのは、親にとってもありがたいところです。子どもは子どもで没頭できるものがあり、その間に大人は別のことができる。リゾートに滞在して過ごすと決めたときに効いてくるのは、プールの大きさと同じくらい、こういう受け皿の有無だと思います。

インドネシアでも、首都ジャカルタの街なかはまったく雰囲気が違います。MRTで市内を回った1日はジャカルタ市内観光の記事に書きました。

そのあと、ヌサドゥアのバリ・コレクション(Bali Collection)に立ち寄りました。ITDCのリゾート地区の中にあるショッピングエリアで、お土産物やカフェ、レストランがまとまっています。街まで出る時間がないときに、この距離でひととおり見られるのは助かります。

2泊3日のバリで分かったこと

項目 実際どうだったか
日程 3月末の金・土・日で2泊3日。観光地は回らない前提で組んだ
ホテル グランドハイアット・バリ(ヌサドゥア)。海とプールの両方があること重視
波が強く、子どもは砂浜遊び中心。プールへ切り替えられたのが大きい
1日目夜 パサール・センゴール(ホテルの名物、開催は週2回)。WhatsAppで事前予約して最前列。バリ舞踊+子ども参加型のコーナーが当たり
スパ ホテル内のクリヤ・スパ。街より高いが、子連れなら移動なしの価値が勝つ
2日目夜 ブンブ・バリ。リスタッフェル形式で辛さは強め。子どもにはサテのセットとチャーハンを別に注文
3日目 キッズクラブで子どもが絞り染め、バリ・コレクションで買い物

2泊3日でバリに行くと聞くと、「短すぎてもったいない」と言われそうです。実際、寺院にも棚田にも行っていません。

それでも、子連れで行くなら移動を捨てて滞在に振り切るのは、かなり合理的な選択だったと思います。3日のうち丸1日を移動に使ってしまえば、残るのは疲れだけです。バリはリゾートの層が厚いので、ホテルの中だけでも3日は普通にもちます。

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