クアラルンプールとプーケットに2泊ずつ│子連れでプールに全部賭けたら、雨期にやられた話
※本記事は2026年9月時点の情報に基づいています。営業時間・価格・天候は変わる場合があります。最新情報は各公式サイト等でご確認ください。
クアラルンプール(Kuala Lumpur、以下KL)に2泊、そこからプーケット(Phuket)に2泊という日程で、家族4人で出かけてきました。5月末の土曜に発って、水曜に帰る形です。
組み立ての基本は、子どもにはプールで楽しんでもらって、大人はその範囲で食事を楽しめれば十分、というくらいの温度感です。観光地を詰め込むつもりはありませんでした。ただ、後半のプーケットで雨期にぶつかり、本当にプールしか残らない状況になります。その顛末も含めて書きます。
1日目│クアラルンプールへ。空港から市内まで1時間
まず、KLで最初に気をつけるべき点です。クアラルンプール国際空港(KLIA)から市内までは、タクシーでおよそ1時間かかります。
これは距離の問題で、渋滞がなくてもこの時間はかかります。KLIAは市の中心から南に50km以上離れているためです。「着いたらすぐホテル」という感覚で日程を組むと、初日の予定が丸ごとずれます。子連れなら、この1時間を機嫌が持つ時間帯に置けるかどうかが地味に効きます。
ヒルトン・クアラルンプール│スイートに泊まった
泊まったのは、ヒルトン・クアラルンプール(Hilton Kuala Lumpur)です。KLセントラル駅(KL Sentral)に直結していて、市内の移動が楽な立地にあります(3 Jalan Stesen Sentral, KL Sentral)。
ホテル選びの考え方は、はっきりしていました。物価の安い国では、同じ予算でも一段上の部屋に手が届きます。せっかくなのでそちらに寄せようと考えて、グランド・エグゼクティブ・スイート(Grand Executive Suite)を取りました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部屋 | グランド・エグゼクティブ・スイート(Grand Executive Suite) |
| 料金 | 1泊961リンギ+1泊975リンギ、税155リンギ・サービス料194リンギを加えて2泊合計2,285リンギ(当時のレートでおよそ8万円) |
1泊あたり4万円弱です。日本でスイートに泊まろうとしたら、この価格ではまず無理でしょう。アジアで高級感を取りにいくなら、この手が使えます。
部屋は、リビング・寝室・テラスが分かれた造り
間取りはこうなっています。入るとまずリビングがあり、その先にデスク。まっすぐ進むと寝室で、寝室から右手に風呂とトイレ、左手にテラスという並びです。
子連れで滞在型の旅行をするなら、この「部屋の中で子どもを解放できる」というのがかなり効きます。外が暑くても、部屋にいる時間が苦になりません。

この奥が寝室です。

バスタブとシャワーブースが別々になっています。
バスルームは、バスタブとシャワーブースが分かれています。子どもを湯船に入れている間にもう一人がシャワーを使えるので、夜の段取りがずいぶん楽になりました。

広げたまま置いておけます。

寝椅子と、丸いジャクジーが付いています。
寝室の左手にはテラスがあって、木のパーゴラの下に寝椅子と専用のジャクジー。物価の差を「広さと設備」に替えると、こういう部屋になる、という分かりやすい例でした。
プールと、部屋からの眺め

細長く曲がりくねっていて、端から端まで泳ぐと結構な距離です。
プールも大きく、ヤシの木の間を縫うように細長く伸びています。上から見るとほとんど川のような形で、ホテルのプールというより小さな水辺の公園に近い感覚です。
ただし雰囲気は、どちらかというと大人向けのおしゃれな作りです。子ども専用の遊具があるわけではありません。このあとに行くプーケットのホテルと比べると、この性格の違いがはっきり出ました。

奥に市街のビル群が見えます。

KLは中心部のすぐ隣に大きな緑地が残っています。
眺めも良いホテルでした。KLの面白いところは、都心のすぐ横にこれだけの緑地と池が残っていることです。高層ビルと熱帯の森が同じ画面に入ります。

木立の中に広がっています。
反対側を向くと、赤い屋根の低層住宅が木の間に広がっていました。高いところに泊まると、その街の暮らしの形が一望できます。
初日の夜はホテルのヴァスコズで
初日の夜は、遠出をせずホテル内のヴァスコズ(Vasco's)で食べました。ヒルトン・クアラルンプールのオールデイダイニングで、朝食ビュッフェと同じ会場です。到着日に外へ出る体力は、子連れだと残っていません。ここは無理をしないほうが、翌日がうまくいきます。
夜もビュッフェですが、中身は朝とまったく違います。おすすめは海鮮で、エビや貝がずらりと並びます。さらに、頼むとその場でステーキを焼いてくれます。ビュッフェで焼きたての肉が出てくると、それだけで満足度が変わります。子連れだと、席を立たずにひととおりそろうのも大きいところです。
2日目│ラウンジの朝食、バクテー、De.Wan 1958
朝食はスイート宿泊者が使えるラウンジで
2日目の朝は、スイートに泊まっていると使えるラウンジ(エグゼクティブ・ラウンジ)で食べました。前の晩のヴァスコズと違って、並んでいる品数そのものは多くありません。ただ、置いてあるものは絞り込まれていて質が高く、卵料理はその場で頼めば作ってくれます。

できたてが席まで来ます。
大きなビュッフェ会場で子ども2人を連れて動き回るより、静かなラウンジに座って必要なものだけ頼むほうが、朝は圧倒的に楽でした。スイートにした効果は、部屋の広さよりむしろここで出ていたと思います。
このラウンジは夕方にアフタヌーンティーもやっていて、2日目はそれも楽しみにしていました。ところが買い物に出ていて、時間に間に合いませんでした。
だめでもともとと思ってホテルに連絡してみたところ、子どものためにケーキを取り置いておいてくれて、あとで部屋まで持ってきてくれました。頼んだこちらが驚くくらいの対応です。設備の豪華さより、こういう一手のほうが記憶に残ります。
昼はバクテー│アーヘイは入れず、サンフォンへ
2日目のお昼は、マレーシアに来たらこれ、というバクテー(肉骨茶/Bak Kut Teh)にしました。
候補は最初から2軒に絞っていました。有名店のアーヘイ(Ah Hei)と、サンフォン・バクテー(Sun Fong Bak Kut Teh/新峰肉骨茶)です。どちらも事前に調べたうえで、当日の様子を見てどちらかに入るつもりでいました。
まずアーヘイに行ってみると、店はかなり混んでいて、並んでも入れないと言われました。そこでもう一方のサンフォンへ回っています。こちらは店が広く、席にも余裕がありました。プドゥのメダン・インビにある店です(37 Medan Imbi, Pudu)。子連れで行くなら、この「広くてすぐ座れる」というのはそれだけで大きな加点になります。

土鍋のまま火にかけた状態で出てきます。右は油条(揚げパン)。
頼んだのは、スープのバクテーとドライバクテー(Dry Bak Kut Teh/干肉骨茶)の両方です。写真はスープのほうで、土鍋のまま火にかけた状態で運ばれてきます。
バクテーは、豚肉を漢方の生薬と一緒に煮込んだ料理です。シンガポールで一般的なのは、白胡椒を強く効かせた透明なスープのタイプ(テオチュー系)で、これはこれでおいしいのですが、独特の胡椒の刺激があります。それに対してクアラルンプールのものは醤油ベースで、甘みと香ばしさが前に出るタイプでした。薬膳の香りはありますが、角が立っていません。率直に言って、日本人の口にはこちらのほうが合うと思います。
そして、この日の主役はドライバクテーのほうでした。汁気を飛ばして濃い醤油だれを肉にからめたタイプで、スープ版よりもさらに味がはっきりしています。はっきり言って、めちゃくちゃおいしかったです。添えられている油条(揚げパン)をたれに浸して食べるのが定番で、1軒で両方頼めるなら、迷わず両方頼むのをおすすめします。
夜はDe.Wan 1958でマレーシア料理
夜は、De.Wan 1958(デワン1958)へ。マレーシアの料理人シェフ・ワン(Chef Wan)が手がけるマレーシア料理の店で、ジャラン・トゥン・ラザックのザ・リンクKL(The LINC KL)の2階に入っています(Lot 2-2, Level 2, The LINC KL, 360 Jalan Tun Razak)。

揚げ物、カレー、サラダが並びます。
マレーシア料理は、マレー系・中華系・インド系の要素が全部混ざっているので、一皿ずつ味の方向がまったく違います。取り分けて食べるほど面白くなる料理です。

テンペ、えびせん。マレーシアの定番の形です。
これはナシ・ルマッ(Nasi Lemak)の系統の一皿です。ココナッツミルクで炊いたご飯に、目玉焼き、サテ(Satay、串焼き)、テンペ(Tempeh、発酵させた大豆)、トマトときゅうり、そして大きなえびせん(Keropok)が載っています。マレーシアの朝食であり国民食でもある料理で、店ごとに構成が少しずつ違います。

見た目より軽く食べられます。
イカの揚げ物は、衣にコーンとハーブが混ぜ込んであり、揚げ物にしては軽く食べられます。子どもが手を出したのもこれでした。

この2つを交互に食べると止まりません。
左は、スパイスで長時間煮込んだ肉の料理です。ルンダン(Rendang)の系統で、水分を飛ばしながら煮詰めるので、味がかなり濃く入っています。右はポメロ(Pomelo、文旦)のサラダ。ほぐした果肉に唐辛子、玉ねぎ、ハーブ、砕いたナッツを和えてあります。甘み、酸味、辛味が一度に来るので、濃い煮込みの合間に挟むと口がリセットされます。この組み合わせは本当によくできていました。

下に沈んだシロップの色がきれいです。
飲み物も、果物をそのまま詰め込んだ背の高いグラスで出てきます。アルコール抜きで頼めるものが多いので、子連れでも困りません。
3日目│プーケットへ移動。空港からホテルまで1時間半
3日目にプーケットへ移動しました。ここから雲行きが怪しくなります。
泊まったのは、カタタニ・プーケット・ビーチ・リゾート(Katathani Phuket Beach Resort)です。島の南側、カタノイ・ビーチ(Kata Noi Beach)に面したホテルで、プーケット国際空港(Phuket International Airport)からは車でおよそ1時間半かかります。
空港は島の北端、ホテルは南側なので、島をほぼ縦断する形になります。しかも到着日は雨でした。雨の中、子ども2人を乗せて1時間半の車移動というのは、想像していただけると思いますが、なかなかこたえます。プーケットのホテルを選ぶときは、ビーチの好みだけでなく、この移動時間を必ず確認したほうがいいです。
カタタニ│部屋そのものがアトラクションになっている
ただし、着いてしまえばホテルは素晴らしかったです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部屋 | ファミリールーム(ヴァーリ・ウィング/Vhari Wing) |
| 人数 | 大人2人+子ども2人で1室 |
| 料金 | 1泊5,691.60バーツ × 2泊=合計11,383.20バーツ(当時のレートでおよそ5万円)。サービス料10%・VAT7%・地方税1%込み |
| 含まれるもの | 朝食、リゾート内のWi-Fi |
1泊あたり2万5千円ほどです。なお、泊まったヴァーリ・ウィング(Vhari Wing)は当時ソフトオープンの期間中で、主要な施設は動いているものの、一部はこれから順次オープンという案内が事前に届いていました。

子どもはここで足が止まります。
ロビーからして、完全に子ども向けに振り切っています。壁一面が海の映像になっていて、チェックインが終わるまで子どもはここに釘付けでした。

奥が大人用のベッドです。

壁には魚のモチーフが並びます。
部屋は、大人用のベッドと子ども用のスペースが分かれた造りです。子ども側は潜水艦をかたどったベッドで、壁には魚。「泊まる場所」というより、部屋そのものがアトラクションになっています。着いた瞬間に子どもの機嫌が直ったので、長い移動の元は取れました。

ガラス越しに子ども用のベッドが見えます。

洗面台には、子ども用のシャンプーとボディソープ。こういう細部で「本当に家族向けにやっている宿かどうか」が分かります。

日本のプラグがそのまま挿さります。
細かい話ですが、枕元のコンセントがユニバーサル仕様でUSBポート付きでした。タイのコンセントは日本のプラグがそのまま挿せるので、変換プラグを持っていかなくても充電できます。
プールは完全に家族向け│KLとの違いがはっきり出た
KLのヒルトンが「大人にとっておしゃれなプール」だったのに対して、カタタニは完全に家族向けに振り切ったプールでした。大きなプールの中に子ども用の区画が組み込まれていて、流れるプール、波の出るプール、水面に浮かぶトランポリンまであります。

その手前が波の出るプールです。空はずっとこの調子でした。
同じ「プールが充実したホテル」でも、狙っている客層が違うと中身がここまで変わります。子どもを遊ばせるのが目的なら、迷わずこちらのタイプを選ぶべきです。
写真のとおり、天気は最後まですっきりしませんでした。それでも子どもは気にしていません。屋外プールなので雨が強いと上がることになりますが、やむとすぐ再開できます。
朝食会場と、ホテルでの食事

天井から広がっています。

朝食は宿泊料金に含まれています。会場は、花のような天蓋が天井から広がる明るい店内。子どもが騒いでも気にならない雰囲気で、朝からずいぶん助かりました。

朝食以外もホテルの中で取れます。写真はパッタイ(Pad Thai)。リゾート内のレストランは値段が張りますが、雨で外に出られない日には結局ここが頼りになりました。
6月頭のプーケットは雨期の入り口
そして、今回の最大の反省点です。6月頭のプーケットは雨期でした。タイの南部アンダマン海側は、おおむね5月から10月ごろが雨期にあたります。6月頭はその入り口です。
- 海は荒れていて、とても子どもを入れられる状態ではない
- 雨が降る時間が長く、屋外の予定が組みにくい
- 結果として、できることがプールしか残らない
ホテルのプールが充実していたので救われましたが、ビーチリゾートに来て海に入れないというのは、やはり物足りません。加えて、大人2人で子ども2人を見る体制です。片方が子どもを見ている間にもう片方が休む、という交代制でどうにか回しましたが、正直かなり大変でした。天候で選択肢が減ると、この負荷はそのまま増えます。
プーケットで食べたもの
サボイ・シーフード│パトンの海沿いで
1日目の夜は、サボイ・シーフード(Savoey Seafood Restaurant)へ行きました。パトンのビーチ沿い、タウィーウォン通り136番地(136 Thaweewong Road, Patong)にある、シーフードで知られる店です。頼んだのは、トムヤムクン(Tom Yum Goong)とプーパッポンカリー(Poo Pad Pong Karee、カニの卵とじカレー炒め)。タイ料理の分かりやすい看板メニューを一通り押さえた形です。

プーパッポンカリーは、カニをまるごと使って卵とじのカレーで炒めた料理です。手は汚れますが、シーフードの店に来てこれを頼まない理由がありません。

奥の鍋がトムヤムクンです。
チャーハンは、パイナップルをくり抜いた器で出てきます。見た目の派手さのわりに味は素直で、辛いものが食べられない子どもの受け皿にもなりました。辛い料理と辛くない料理を1皿ずつ確保しておくのは、子連れでタイ料理を食べるときの基本です。
ホテルからは少し距離があり、タクシー代はそれなりにかかりました。もうひとつ、正直に書いておきます。この店があるのはパトン・ビーチ(Patong Beach)の海沿いの通りで、プーケットいちの繁華街であるバングラ通り(Bangla Road)との交差点のすぐ近くです。バングラ通りはバーとクラブが並ぶ夜の街で、雰囲気としては子どもを連れて歩く場所ではありません。
実際に行ってみると、店に入ってしまえば普通のレストランで何の問題もありませんでしたが、行き帰りの通りは少し気を使いました。子連れで行くなら、時間を早めにして、店の前まで車で乗り付けるのが無難です。
ブルーエレファント│最後の夜はペラナカンのコース
最後の夜は、ブルーエレファント(Blue Elephant)にしました。プーケットタウン(Phuket Town)のクラビ通りに建つ古い洋館を使った、タイ料理の有名店です。
店の中は、クラシックで豪華な雰囲気でした。ただ、このときは子どもが寝てしまっていて、抱っこして店内を見て回るようなこともできず、せっかくの雰囲気を十分に味わうところまではいきませんでした。子連れの旅行では、いい店に行けるかどうかより、その時間に子どもが起きているかどうかのほうが効いてきます。

象のマークが辛さの目安です。
頼んだのはペラナカン(Peranakan)のコースです。ペラナカンは、中国系の移民と現地の文化が混ざって生まれた食文化で、プーケットはその中心地のひとつ。メニューにも「プーケットはアジアで最初にユネスコの食文化創造都市(City of Gastronomy)に選ばれた街だ」と書かれていました。料理名の横に並んだ象のマークが辛さの目安で、1頭がミディアム、3頭がベリーホットです。


前菜は、青ガニ(Blue Swimmer Crab)を使った蒸し餃子「ギアム・ゴイ(Giam Goi)」など。昔のプーケットの屋台料理を、コースに仕立て直したものだそうです。

プーケットの郷土料理です。
メインのひとつがムー・ホン(Moo Hong)。豚バラを甘辛く煮込んだプーケットの郷土料理で、添えられているのはライスベリーの饅頭とハーブのサラダです。

バナナの葉で包んで焼いたものが添えられます。

締めのデザートは「トゥーボ(Tubo)」。ココナッツクリームに小豆やサツマイモ、タロイモを合わせた、家族で囲むプーケットの菓子だと説明されました。雨で予定が削られ続けた旅程の最後に、きちんとした食事で締められたのは良かったです。子連れでも問題なく受け入れてもらえます。
食後はプーケット・オールドタウンへ
食事のあとに子どもが起きたので、そのままプーケット・オールドタウン(Phuket Old Town)を歩きました。中華とポルトガルの様式が混ざったショップハウスが並ぶ一帯で、雑貨やアクセサリーの店が集まっています。ここでアクセサリーを買いました。雨に振り回された旅程の中で、結果的にこの時間がいちばん「観光らしい」時間になりました。
なお、行きたかったのに行けなかったのがタイガー・キングダム(Tiger Kingdom)です。時間の都合で断念しました。移動に時間がかかる島なので、「行きたい場所」は初日に予約まで済ませておくべきでした。
行ってみて分かった、2つの誤算
プーケットの物価は思ったより高い
意外だったのが、プーケットの物価が想像よりずっと高かったことです。タイは物価が安いというイメージで行くと、観光地価格の洗礼を受けます。体感としては、日本より高いのではないかと思う場面が何度もありました。とくに空港は極端で、ちょっとした飲み物や軽食が、日本の空港と変わらないか、それ以上の値段でした。

店はひととおりそろっていますが、値段は完全に空港価格です。
「タイだから安いはず」という前提で予算を立てると足りなくなります。少なくともプーケットに関しては、リゾート地の価格として考えたほうが正確です。
帰りは飛行機が数時間飛ばず、家族は体調を崩した
もうひとつ、正直に書いておきます。帰りの日、雨の影響で飛行機が数時間飛びませんでした。
子連れで空港にいる時間は、それだけでもかなり長く感じます。そこに数時間が上乗せされると、遊ばせる場所も食べさせるものも尽きてきます。そしてこの移動中に、家族が体調を崩しました。
原因を1つに決められるわけではありませんが、雨で予定が崩れ続けたこと、空港とホテルの往復に片道1時間半かかったこと、最後に長い足止めがあったこと。その積み重ねで疲れがたまっていたのだと思います。子連れの旅行は、家に着くまでが行程です。次に同じ組み方をするなら、最終日にはもう少し余裕を持たせます。
まとめ│2泊ずつで回って分かったこと
| 項目 | 実際どうだったか |
|---|---|
| 日程 | 5月末の土曜発。KL2泊+プーケット2泊 |
| KLの移動 | KLIAから市内までタクシーで約1時間。渋滞がなくてもかかる |
| KLの宿 | ヒルトン・クアラルンプール。グランド・エグゼクティブ・スイート。曲がりくねった大きなプール、ラウンジの朝食とアフタヌーンティーが使える |
| KLの食事 | 1日目ヴァスコズ、2日目昼サンフォン・バクテー(スープとドライの両方)、2日目夜De.Wan 1958 |
| プーケットの移動 | 空港からカタノイ・ビーチまで約1時間半。雨の中の子連れ移動はこたえる |
| プーケットの宿 | カタタニ。流れるプール・波のプール・トランポリンありで完全に家族向け |
| 天候 | 6月頭は雨期。海は荒れて入れず、屋外の予定は組めない |
| 物価 | プーケットは高い。特に空港。日本と変わらないか、それ以上 |
| 帰路 | 雨で飛行機が数時間遅延 |
今回の教訓は2つです。ひとつは、ビーチリゾートは雨期を外すこと。海に入れないビーチリゾートは、ただの「プールのあるホテル」になります。もうひとつは、空港からホテルまでの移動時間を、ホテル選びの条件に入れることです。片道1時間半は、子連れだと立派な1つの予定です。
逆に、はじめから「子どもはプール、大人はその範囲で食事」と割り切って組んでいたのは良かったと思います。おかげで、雨で外の予定が全部消えても、旅行そのものは成立しました。天気に左右されない受け皿を先に用意しておくのは、子連れではやはり有効です。

