デリー国際空港(IGI)の入国・出国ガイド――e-Visa、SDF、Uber、ターミナル3を実体験で解説

デリーのインディラ・ガンディー国際空港(IGI)を利用した際、入国ではe-Visa、e-Arrival Card、生体情報登録、Self Declaration Form(SDF)と複数の手続があり、出国ではターミナル3の入口で搭乗券の扱いに戸惑いました。初めて利用する人が迷いやすい順番と、今回実際に通った経路をまとめます。

制度や導線は変わり得るため、出発前には航空会社と空港・インド政府の公式案内も確認してください。

渡航前:e-Visaとe-Arrival Cardを済ませる

到着後の入国審査を円滑にするため、まずe-Visaを取得し、e-Arrival Cardも事前に入力しました。今回取得したのは30日間の観光e-Visaで、手数料は25米ドルでした。これは私の申請時の条件・金額であり、滞在期間、国籍、申請時期によって異なり得ます。

e-Visaの入力・確認には、写真、パスポート情報、滞在先などを確認しながら進める必要があり、私の場合はおよそ1時間かかりました。直前に始めるより、余裕をもってPDF等を保存しておく方が安心です。

手元に置くもの 今回の使い方
パスポート e-Visaの確認、生体情報登録、入国審査で使用します。到着後すぐ取り出せる場所に入れておくと安心です。
e-Visaの控え 審査時にすぐ示せるよう、スマートフォンとPDFの両方で保存しました。
e-Arrival Cardの情報 事前入力の内容を確認できるようにしました。

到着後:生体情報登録、次にZone 2へ

到着後、初めてインドへ入国する人は、生体情報の登録が必要になることがあります。私も無人機でパスポートを読み取り、顔写真と指紋を登録しました。案内に従って進めば操作自体は難しくありませんが、列の流れを見ながら進む必要があります。

デリー空港の生体情報登録用セルフ端末
初回入国者向けの生体情報登録を行うセルフ端末

その後、e-Visa利用者向けに案内されているZone 2へ進み、入国審査を受けました。到着直後にZone 2へ向かうのではなく、必要な生体情報登録を済ませてから進む流れでした。

デリー空港のe-Visa利用者向けZone 2案内
e-Visa利用者は案内表示を確認してZone 2へ進みます

入国前の追加申告:SDFは空港でQRコードから入力

Self Declaration Form(SDF)は、今回、空港に掲示されたQRコードを読み取ってスマートフォンから入力しました。渡航前に必ず済ませるものとして扱うより、入国審査の前後に空港で案内を確認して対応する手続として考えておく方が実態に合います。

デリー空港のSelf Declaration Form案内
QRコードからSelf Declaration Form(SDF)を入力する案内

空港Wi-Fiは利用できる表示がありましたが、接続には係員から受け取る番号が必要でした。今回はAiraloのeSIMがあったため入力できましたが、到着後の空港Wi-Fiだけを前提にするのは避けた方がよいと感じます。

入国後:Uberは指定の乗り場へ、勧誘には応じない

到着ロビーからUberの乗り場へ向かう間は、多数のタクシードライバーから「Uberと同じ料金で行ける」などと声をかけられました。アプリで配車する場合は、その場で話を進めず、Uberの案内に従って指定のApp Based Taxiエリアまで進むのが分かりやすいです。

デリー空港のApp Based Taxiエリア入口
Uberなどの配車サービスの乗り場へ向かう入口

配車後は車種ごとに待機場所が異なるだけでなく、利用者側が行くべき乗り場自体も決まっています。アプリ上の案内と乗り場の表示を両方確認しました。今回利用したUber Premierにも専用の待機列がありました。

デリー空港のUber Premier待機列
Uber Premierの指定待機場所を示す案内

出国時:空港に入るためには正しいゲートから入る必要がある

デリー国際空港ターミナル3のGate 5B入口
国際線出発時に案内されたターミナル3のGate 5B

今回は朝9時発の便だったため、グルガオンのホテルを朝6時に出発し、空港には6時半頃に着きました。タクシーはGate 2で降りましたが、そのままGate 2から入ろうとすると顔認証が通りませんでした。係員に聞くと、そこは国内線利用者向けの入口とのことでした。

シンガポール航空を利用することを伝えると、Gate 5へ向かうよう案内されました。Gate 5では、パスポート、スマートフォンの予約情報、航空会社名・便名を示し、搭乗券は中に入ってから航空会社カウンターで発行される運用で、まだ手元にないと説明しました。結果として入口を通ることができました。

今回のシンガポール航空では、シンガポール側ではスマートフォン上の搭乗券で進めた一方、インド出発時は建物に入った後のカウンターで紙の搭乗券を発行してもらいました。Air Indiaなど一部のインド系航空会社は建物の外でもチェックイン対応が見えましたが、他社については確認できていません。少なくとも、国際線利用者が全員、入口前で紙の搭乗券を発行できるとは限らないようです。

出国時の要点
搭乗券をあらかじめ用意できない場合でも、予約画面、航空会社名、便名をすぐ示せる状態にし、「中のカウンターで発券される便である」ことを入口の係員へ説明できるようにしておくとよいです。

建物に入った後にシンガポール航空のカウンターで搭乗券を発行し、荷物を預けました。その後は出国審査と保安検査です。保安検査は厳しく、周囲では荷物の中身をほぼすべて出すよう求められている人もいました。電子機器やスマートフォンはあらかじめ取り出しやすく分け、追加確認になってもすぐ見せられるようにしておく方がよいです。検査の進行も必ずしも速くはないため、個々の確認に時間がかかることを見込んでおく必要があります。今回は早めに到着したことで、空港到着から約1時間強で一連の検問を抜けられました。

まとめ

IGI空港は案内表示がある一方、e-Visa、生体情報、SDF、配車エリア、出発時の入口と、旅行者がその場で判断する場面が多い空港でした。特に出国時は、空港に入るために利用する航空会社に合った正しいゲートへ向かう必要があります。時間に余裕を持ち、予約情報と必要書類をすぐ出せる状態で進むのが安心です。

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