第6回|番外編・現地で何を食べたか│台湾トランジットからオンタリオのステーキまで
シリーズ:カリフォルニア州司法試験、二度目で合格した話
第6回|番外編・現地で何を食べたか
ここまで5回にわたって、カリフォルニア州司法試験(California Bar Examination)の準備から本番までを書いてきました。今回は番外編です。
試験そのものの話ではなく、渡航中に何を食べていたかをまとめます。というのも、この試験は第4回で書いたとおり、時差ぼけとコンディション管理がそのまま点数に効いてくる試験でした。食事も例外ではなく、私は試験が終わるまで現地の食事にほとんど手を出しませんでした。逆に言えば、試験が終わってからの2日間は好きなものを食べています。その落差ごと記録しておきたいと思います。
台湾トランジット│桃園空港のフードコート
シンガポールを深夜に発ち、台湾を経由してカリフォルニアへ向かう行程でした。乗り継ぎ時間が長かったので、桃園国際空港(Taoyuan International Airport)の第1ターミナルで2食とっています。ここはまだ試験の10日ほど前で、体調を崩さない範囲で現地のものを食べておこうと考えていました。

中国語・英語・日本語が併記されています。
まず食べたのが牛肉麺(Beef Noodle Soup)です。台湾の国民食と言ってよい一杯で、醤油ベースの濃い色のスープに、煮込んだ牛肉と青ねぎ、青菜が入ります。空港のフードコートなので特別に凝ったものではありませんが、到着してすぐ温かいスープを飲めるのはありがたいものでした。

小菜のピーナッツが付いてきました。
搭乗前にもう一品、豆花(Douhua)です。大豆から作る、やわらかい豆腐のようなデザートで、台湾では甘いシロップに浸して食べます。トッピングの定番が煮たピーナッツで、これも押さえておきたかったものの一つでした。甘さが控えめなので、これから10時間以上のフライトという胃にはちょうどよい重さです。

ピーナッツをのせた豆花です。
試験が終わるまで食べなかった、ホテルの朝食バイキング
宿泊したのは試験会場から近いAzure Hotel & Suites(1945 E. Holt Blvd, Ontario)です。第4回にも書いたとおり、会場へのアクセスがよく部屋も広い、受験生に勧めやすいホテルでした。
ここには無料の朝食バイキングが付いています。パンケーキ、スクランブルエッグ、ソーセージ、シリアル、オレンジジュース。アメリカのホテルらしい、しっかりした内容です。
そして私は、試験が終わるまでこれに一切手を付けませんでした。
理由は単純で、脂質とカロリーが高いからです。ふだん食べ慣れていないものを、時差ぼけで胃腸が弱っている状態で、しかも試験前日や当日に入れる。それでお腹の調子が崩れたら、取り返しがつきません。試験中のトイレは集中を大きく削りますし、実際に水分量まで計算して臨んでいたくらいです。ここで冒険する理由はありませんでした。
代わりに食べていたのは、日本から持ち込んだパックご飯・さばの缶詰・カロリーメイト・乾燥納豆と、ホテルに置かれている果物です。味気ないと思われるかもしれませんが、勝手のわかっているものだけで2日間を通せたのは、結果的に正解だったと思っています。

パンケーキとスクランブルエッグ、シリアル。
解禁の一食目│In-N-Out Burger
試験は2月24日(火)と25日(水)の2日間。終わった翌日の昼に向かったのが、In-N-Out Burgerです。カリフォルニア発祥のハンバーガーチェーンで、西海岸に来たら一度は寄りたい店の筆頭でしょう。行ったのはオンタリオ・ミルズ(Ontario Mills)というアウトレットモールのすぐそば、4310 E. Ontario Mills Pkwy の店舗です。
頼んだのはバーガーとポテト、それにピンクレモネード。特筆すべきはポテトの量で、想像していた倍くらい入っていました。In-N-Outのポテトはその場で生のじゃがいもを切って揚げる方式なので、冷凍のものとは食感がまったく違います。

最終日の昼│Market Broiler(オンタリオ・ミルズ)
帰国便が出る最終日の昼は、同じくオンタリオ・ミルズにあるMarket Broiler(4553 Mills Cir, Ontario)へ行きました。シーフードが看板の店ですが、ステーキも扱っています。
席に着くとまず出てくるのが、温かいサワードウ(sourdough)の丸パンです。木のボードにナイフとバターを添えて運ばれてきます。この店の名物のような存在で、これだけで満足してしまいそうになります。

バターとナイフが添えられています。
続いてハウスサラダ。クルトン、きゅうり、にんじん、赤たまねぎ。試験前は持ち込んだ食材で通していたので、生野菜をきちんと食べたのはずいぶん久しぶりでした。

メインは骨付きのリブアイ(bone-in ribeye)です。アスパラガスを添えて、ソースをかけた一皿。量を気にせずステーキを食べたのは、渡航前の調整期間を含めると2週間以上ぶりでした。

量を気にせず食べられるのは、終わったからこそです。
最終日の夜│Kulturas Latin Kitchen & Cantina のタコス
南カリフォルニアに来てタコスを食べずに帰るのはもったいない、ということで、最後の夜はKulturas Latin Kitchen & Cantina(960 Ontario Mills Dr Ste A, Ontario)へ。ラテン料理を現代的に出す店で、こちらもオンタリオ・ミルズのすぐそばです。
タコスは1個ずつ選ぶ方式で、頼んだのはエビのタコス(Camaron)。赤キャベツ、ピコ・デ・ガヨ(pico de gallo)、チポトレクリーム(chipotle crema)がのり、レモンを搾って食べます。

赤キャベツとチポトレクリームがのります。
食事もコンディション管理のうち
振り返ってみると、渡航中の食事は前半と後半できれいに分かれていました。
- 試験前:日本から持ち込んだものと果物だけ。現地の食事は原則として食べない
- 試験後:ホテルの朝食バイキングもハンバーガーもステーキもタコスも解禁
味気ない前半でしたが、これは我慢というより設計です。時差ぼけで睡眠が削られている状態で、さらに胃腸のリスクまで取る必要はありません。試験までに使える体力は限られていて、その配分を決めるのも準備のうちだと考えていました。
一方で、後半の食事がなければこの渡航はただ苦しいだけの記憶になっていたと思います。終わったあとに食べたいものを決めておくのは、直前期のモチベーションとしても案外ばかにできません。次にどこかの試験で海外へ行くことがあれば、たぶん同じやり方をします。
今回の店の場所
In-N-Out Burger、Market Broiler、Kulturas Latin Kitchen & Cantinaは、いずれもオンタリオ・ミルズ(Ontario Mills)というアウトレットモールの周りに固まっています。試験会場からも、宿泊したホテルからも車ですぐの距離です。
※本記事は2026年9月時点の情報に基づいています。店舗の営業状況・メニュー・価格は変わることがありますので、最新情報は各店の公式サイト等でご確認ください。

